パックン(民主党) VS ケント・ギルバート(共和党) NHK日曜討論
これを見ていました。おもしろかったー!
アメリカ大統領選について、
共和党支持の席に、久保文明(東京大学教授)、ケント・ギルバート、
民主党支持の席に、藤原帰一(東京大学教授)、渡辺靖(慶応義塾大教授)、パックン
というメンバーでした。
途中から見始めたので、「ケント・ギルバートさん」と司会の人が言うたびに、なんだか聞いた名前だな~と。
あぁぁ、昔はハンサムで日本語が上手で、しかも日本に辛辣なことを堂々と言う嫌な奴だったような……。記憶がよみがえってきました。共和党支持か~。
若き日のケント・ギルバートさんと、現在の彼
カリフォルニア州弁護士で共和党支持と紹介されているけど、トランプ氏はイヤみたいだなー。もちろん、共和党でもちゃんとした人は、非主流派のトランプ氏をみんなイヤだと思っているのでしょう。
パックンは賢いなー。話もわかりやすいし。オバマ大統領の成果をちゃんと説明してくれたし、民主党はクリントンが候補になったら、サンダースを副大統領候補にするっていう手もありうるって言ってた。
確かに、「トランプとサンダースのどちらがいいか迷うわ~」みたいな、党派を超えた意見もあるみたいだし、いい考えだ!!
先生方、「トランプが出て共和党が分裂しているのはオウンゴールのようなもの」
「トランプに政策なし」
「本選で、民主党に勝てるのはルビオ」
「早くテッド・クルーズが撤退すれば、少しはまとまるのかも」
「クリントンが後ろ暗い面があるのは昔から。そこが目立ってないのは共和党がもめすぎているせい」
などとおっしゃってました。
トランプ氏のイケナイ発言集のなかに、メキシコからの移民を非難して、メキシコとの国境に壁を作る!そしてその壁を作る費用はメキシコに払わせる!というのがあるそうで、大統領候補の共和党討論会で、トランプ氏がそう言ったところ、テッド・クルーズ氏が、「壁を作りましょう。私はそれをトランプ氏に払わせます」と言った、という話もちらりと紹介されました。
裏もとれた!USA TODAYの記事だけど……。
もちろんジョークのつもりでしょうが、まじめな討論会で不適切な発言……さすが、ジェームズ・コーデンが、真のコメディアンと紹介してくれたテッド・クルース氏です。
(追記)テッド・クルーズ、撤退してしまいました。
余談ですが……。
私は、テキサス州の州都オースティンに一時住んでいたことがあるのですが、メキシコと国境を接しているし、ヒスパニックの人口割合もとても高いところでした。
ヒスパニックと一口に言ってもリッチな人から、ピックアップ(小型トラック)の荷台に乗って太陽にさらされている人までさまざま……。
ピックアップの荷台にヒスパニックの人が乗っているのをよく見かける、という話をしていたら、アメリカ人の友人(元々はドイツ系)は、「彼らはハッピーなのよ!アメリカに来られたんですもの」とちょっと偉そうに言っていました。
私の英語の先生(元々はアルメニア系)は、企業に頼まれて、彼らにも英語を教えているというので、まったく違う言語の日本人に教えるより、似たようなアルファベットを使っている人達に教える方が楽でしょう?と私が聞いたところ、「いいえ!彼らは母国語の読み書きさえできないのよ。そんな人に教えるのがどんなに大変か!」と言っていました。
この二人は二人ともアメリカ生まれのアメリカ人。人種として何系なのか、については、ドイツ系の方の人には訊ねたのです。多分ドイツ系だと思うわ!とおっしゃってました。アルメニアの人は、まだ故郷とのつながりが強く、親戚もいるようでした。
自分の出自がわからない人も多いんですね。
歌手のアリアナ・グランデちゃんも、こんなことを言っていました。
アリアナ・グランデ、実はイタリア系じゃなかったことを知り大ショック! 「私の人生はウソに満ちている」 | 海外ドラマ&セレブニュース TVグルーヴ
出身国との関わりの濃い、薄いはあるとはいえ、元々ほとんど移民ばかりで構成されている国、アメリカ。今後の行方が気になります。