ミシェル・オバマ大統領夫人とカープール・カラオケ ジェームズ・コーデン
先月の民主党大会で、いろんな人が壇上に上がってスピーチをしましたが、
ミシェル・オバマ大統領夫人の評判がとてもよかったようです。
ミシェル・オバマさんの人気の高さはすごいらしいですね。これは人気トークショーの「 Ellen 」で、ホストのエレン・デジェネリスとダンサーたちと一緒に、マーク・ランソンとブルーノ・マーズの大ヒット曲、Uptown Funkを踊っているところ。 ダンスは(3:00)くらいから。
半端でない見事な踊りっぷりにびっくりです。
Ellen and Michelle Obama Break It Down
さて。
AXNのレイト×2ショー WITH ジェームズ・コーデンは、放送をお休みしていて、9月に再開するものの、再放送なのでちょっと不満ではありますが……。本国では、
レイト×2ショーの名物コーナー、カープールカラオケに、
ミシェル・オバマ大統領夫人登場!!
First Lady Michelle Obama Carpool Karaoke
ホワイトハウスに入っていくジェームズ・コーデンのSUV。ゲートで停められ、警備員に誰何されます。
警備「何かご用ですか?ホワイトハウスに今日はどんな用事でしょう?」
ジェームズ「あの、ホワイトハウスの見学ツアーに……」(イギリス訛りでおどおど)
警備「運転免許証と身分証をご提示ください」「おでこに汗をかいてますね」
ジェームズ「いや、今日は暖かい日だから……」「いや、ぼく、場所を間違えたようですね。TV番組の撮影のために来たんですけど、レイト×2ショーの……。いや、場所を間違えました。バックして戻ります。免許証返して」
警備(強い調子で)「バックしちゃいけません!バックはダメだ!」
ジェームズ(車内で固まる)
警備「前進して、向こうで停止してください。後の指示はそこで出します」
ジェームズ (一人になってつぶやく)「オーマイゴッ……。見学ツアーなんてやめればよかった。やめればよかった。」
指示されたところで車を止めて待っていると、
「Hey, there! 」と、助手席に乗ってきたのがミシェル・オバマ大統領夫人!(1:05) 白地に赤の花模様の袖なしのサマードレス姿がほっそりして、とてもきれいです。ジェイムズは口あんぐり。
ミシェル「見学ツアーに来たんですって、じゃあ、一回りする?」
ジェームズ「聞いてなかったよ。これはすごい!」
ミシェル「ここはホワイトハウスです。ローズガーデンを通り過ぎて、こちらがオーバルオフィス、夫はここのどこかにいるはずよ」
ジェームズ「今、ここにいるの?」と乗り出すジェームズ。
ミシェル「いなきゃね、そう聞いてるんだから」
こんな風な出会いで、路上ならぬ、ホワイトハウス内のカープールカラオケの始まりです。どうやら正面ロータリーをぐるぐる回っていたらしい。
ミシェル「音楽を聞いてもいいかしら。何が入ってるの?」と車内のステレオをつけると、スティービー・ワンダーの Signed, Sealed, Delivered I'm Yours です。のりのりで歌いだす二人(1:57)
スティービーのは地球上の曲、全部好き!(2:53)というミシェル。こんな風に車内で歌ったのはしばらくぶり?と聞くジェームズに、一か月前に運転練習中の娘の助手席に乗って、彼女と歌ったわね。それがこの7年半の間で、たった一回、前の席に座って音楽を聞いたときね。だから、これ楽しい!ご褒美みたい!ととても明るく話します。
ジェームズ「(ホワイトハウスを出たら)何を恋しく思うかな?いや、質問は二つ、何が恋しくなる?それと何をついバッグに入れて持ってきちゃう?」
ミシェル(爆笑)
ジェームズ「いや、ちょっといただけでもいろんなものがあるの見えたけど」
ミシェル「盗んじゃダメ」
ジェームズ「いや、盗まないけど、ポケットに入れたものを返すのを忘れるだけ」
ジェームズ「何が恋しくなる?」
ミシェル「人々ね。毎日会っていて、私たちを助けてくれて、愛してくれる家族同様の人たち。毎日会っている人たちと別れるのは辛いわ」
ジェームズは、24時間のルームサービスは?夜中の3時にグリルドチーズとミルクシェイクってとか。とホワイトハウス内の贅沢に話を持っていきます。
ミシェル「その贅沢はすてきなことよ。でも代わりに自由がもらえるわ。」
次の曲は、ビヨンセの Single Ladies (Put a Ring on It) (4:54)
「指輪をくれればよかったのに」の歌詞を表す、手のひらを裏表にする振り付けもしてくれるミシェルの、手がまたとても綺麗。指が長~い!二の腕がすっきりしてうつくし~。
シークレット・サービスのコードネームのことを聞くジェームズ。このコードネームは秘密でも何でもないんですね。
Secret Service codename - Wikipedia, the free encyclopedia
ウィキペディアにも載っていて、トランプちゃんの分ももう用意されています。
「コードネームは自分で選べるの?」と聞くジェームズに、「我が家は、みんなRなの。向こうが決めるのよ」というミシェル。家族でそろえてあって、オバマ家はR始まりの単語になっているそうです。ミシェルは「ルネッサンス」。
「ぼくもコードネームがもらえるかな。パパスマーフがいい。」
それから、ミシェル・オバマが、スナップチャットを始めた話。
彼女が進めている「 Let Girls Learn! 」(女子に教育を)の活動で、若い人たちとつながるために始めたそうです。
そして、この活動のために、「 This Is for My Girls 」という曲を作って、 リア・ミシェル、ケリー・クラークソン、ジャネル・モネイ、Zendaya, Kelly Rowland, Jadagrace and Chloe & Halle. の有名女性歌手のみなさんたちに声をかけ、その上にお姉さんラッパー、ミッシー・エリオットを乗せたものを出しているそう。
次はその歌です。(9:20) しばらく二人で熱唱しているところへ、バックシートにいきなりミッシー・エリオット姉さん登場!!(9:50)
ミシェル・オバマさんの歌も素人の割には悪くなかったけど、ミッシー・エリオット最高です!!
この曲にミッシーに参加してもらえて本当に最高!とミシェル。
次の曲はミッシー・エリオットの Get Ur Freak On です。ちょっと日本語も聞こえる歌詞。ノリノリ~!
カープール・カラオケは以上です。
スタジオに戻ったジェームズ・コーデン、「ファーストレディ、ミシェル・オバマさん、かっこいいよね~! すごいよね~! あの曲は iTunes でダウンロードしてね!」と嬉しそうに言っていました。
(おまけ)
旧聞ですが。
候補者をトランプに決めた共和党大会は、演説者の顔触れもパッとしなくて、モデルのようなトランプ夫人(いや実際モデルだった3番めの奥さん)のスピーチがミシェル・オバマのスピーチの盗作?と取りざたされ、スピーチライターも低レベルなのか、ということが露呈しました。
民主党は、党大会以来人気を盛り返している、トランプは暴言続き、と言われていますが、元々トランプの支持者は失言も暴言も彼の無知も気にしてないんですよね。
これでもしトランプが大統領になったら、大変なことになる!とみんな思っているのに、それでも票が集まるなら、それが民主主義だから仕方がないですね。民主主義の崩壊の始まり……。
日本では、トランプの暴言に追従する総理大臣がいて、世界から笑いものになることでしょう。