rocorinne bookworm

この映画観たよ。

ピクサー展に行って、考えてしまったこと。

いつも私のミーハーのツボを押してくれる(と、失礼なことを言ってごめんなさい……(^-^;)ジョンネロさんのこのページを見て、MOT東京都現代美術館)でピクサー展を見てきました。

shritherin.hatenablog.com

 

仕事が終わらなかったので、家を出たのが3時過ぎ。お約束の図書館も寄るし、MOTは今3つの企画展をやっているけどみんな見られるかな?(18時閉館)

 

なんて思っていたのですが、それは大間違いでした。

 

ピクサー展、めちゃ混み……orz

 

列の最後尾を案内しているお姉さんに聞くと、50分待ち……とおっしゃるので、並んで待つ?それとも今日は他の展示を見て、ピクサー展は今度にする?とお供の息子くんに聞くと、並ぶ!と言うので並びました。30分ほどで入れました。

 

でも、中も当然めちゃ混みでした。

なかなかいい展示もありました。細長いスクリーンのです。

長い壁に、たくさんの絵画が飾られている。その絵の一枚に入り込むと三次元的なアニメの世界になる。二次元と三次元が不思議に交錯するおもしろい世界でした。

座って見られたらもっと嬉しかったけど……。

 

 

ところで、うちの息子くんはお供どころかスポンサーなのです。彼が持っている療育手帳(東京では愛の手帳といいます)のおかげで、国公立の美術館などはたいてい本人と付き添いの計2人まで無料で入れます。上野へ行ったとしますね。体力の続く限り、西洋美術館、科学博物館、国立博物館、都美術館、動物園、上野の森美術館……。すべて入りたい放題です。

 

わー、知的障害の子どもうらやましい!などと思ってはいけません。私たちの美術館通いの話を学校のママ友に話しても、すごいね、美術館なんてうちの子は無理、とたいていの方はおっしゃいます。うらやましがられてもいいのは、うちのぼっちゃんだけです!!どーーーん!

ブログのサブタイトルに親バカでごめんね、みたいな一言を入れるべきか。悩みます。

 

この頃忙しくてお出かけできなかったので、本当は都美術館の「ボッティチェリ展」か、新国立美術館の「大原美術館コレクション」を見たかったのですが、都会で遊ぶほどの時間がなかったのと、「ピクサー」と聞いて、息子くんもうれしそうになったので木場へ行ってきました。

 

混み混みの会場でふと気づく、なんでしょう、この客層は。

まず子連れが多いのかと思っていたのですが、あまりいないのです。夕方だったせいもあるかと思いますが、中高生とかもいないのです。20代、30代のの若い大人が多いのです。

 

CGアニメの会社だからオタクの人が多いってこともなく、普通の若い大人がデートで来ている感じ。デートコース需要があるんだから、6時閉館はもったいないですね。

 

ふと前を歩くお姉さんが、「バグズ・ライフ、懐かしい!1998年だって!私が7つの時だよ~」と言っているので気づきました。この人たちは、これを見て育った世代なんだ!ということに。これは、この人たちの「STAND BY ME ドラえもん」なんだ……。と思ったのでした。

 

そして、ちょっと暗澹たる気持ちにもなりました。

 

だって、シリーズ化している人気作品といえば、

 

トイ・ストーリー Toy Story 1995年 これが最初の長編作品 

モンスターズ・インク Monsters, Inc. 2001年

カーズ Cars 2006年 はちょっと新しいけどそれでも10年前

と古い作品ばかりでしょう。

 

今後公開予定になっている5作品のうち、続編じゃないのは1作品だけ。 

                     (日付はアメリカ公開予定日)

 

こんな続編ばかり作ってるのって、(まぁ普通の映画もそうですけど)、勢いのある斬新な会社って感じじゃないですよね。

アカデミー賞受賞作品もわりとあって、しかも私はあまり見ていないので何とも言えませんが、このCGアニメ作品たちは、本当に子どもたちに受けているのかな?ということが気になります。

それと、プリンセスものの実写版が作られたり、本来子供向けの作品を大人が観るようになってきたのかな?っていうこともとても気になります。日本は割と子供っぽいものを大人がいつまでも見ている社会ですが、それが世界に広まっているのかなって。

 

私の漠然とした不安です。

 

今後公開作品については、ウィキペディアを参考にしました。英語のウィキと同じ内容でした。

ピクサー・アニメーション・スタジオ - Wikipedia

 

ピクサーを20年も背負っている二人組。

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