映画「舞妓はレディ」・・・上白石萌音ちゃんの魅力
ギンレイホールで、「舞妓はレディ」を観ました。
ロードショーの時も観たいな~と思っていました。周防正行監督だし、楽しそうな映画だし、My Fair Ladyだし…。見逃していたので、ギンレイホールで上映されてうれしいです。
京都にある「下八軒(しもはちけん)」は、小さいけれども歴史がある花街(かがい)。だが舞妓が一人しかいないので、百春(田畑智子)は、本来20歳くらいで芸妓に昇格?するところ、もうすぐ30歳になるいまでも舞妓をしている現状だ。
子供みたいに肩上げしている着物は、舞妓の証なのだそう。それもちょっと苦しい百春ねえさん。そこに、百春ねえさんのブログを見て、舞妓にして下さいと駆け込んでくる春子ちゃん。
なんと、鹿児島弁と津軽弁の混じった訛の持ち主。
言語学者で花街の言葉を調べている京野先生が、訛を矯正して舞妓に仕立ててみせる!と宣言する、花街版マイ・フェア・レディのお話です。
映画「マイ・フェア・レディ」の、The rain in Spain stays mainly in the plain. というフレーズをヘップバーンが、「ディ・ライン・イン・スパイン・スタイズ・マインリー・イン・ディ・プライン」と発音する有名なシーンがありますが、それになぞらえて、「京都の雨はたいがい盆地に降る」という歌詞が出てきますが、こちらは何の発音練習にもなっていないので、原典を知ってる人向けのご愛嬌ですね。
盆地…(´艸`)
春子役の上白石萌音ちゃんが、舞妓になりたい気持ちを朗々と歌いだすシーンがとても素敵で、よかったです。
上白石萌音ちゃん、1998年生まれの彼女がオーディションで役を射止めたのは14歳の時。小さくて、歌がうまくてかわいいです。
身長152センチの彼女はかわいい舞妓さんになります。
が、芸妓姿の草刈民代の姿の美しいこと!
この写真は芸妓の姿ではありませんが、一番右が草刈民代さん、周防監督(左端)の奥さまですね。ほれぼれしました。
上白石萌音ちゃんは、次は舞台の「赤毛のアン」ミュージカルでアンの役をするそうです。以前シリーズであった映画の「赤毛のアン」も、少女時代から同じ女優さんで背の低い人が演じましたが、
原作のアンは、ほっそりして背が高いのが魅力の女性に成長していったので、この配役に不満を感じていました。萌音ちゃんもちょっと小さすぎるのでは~。