「ズートピア」 差別の克服とシャキーラについて。
世の中にはいろんな差別があって、人種、宗教、少数民族、ジェンダー、超ジェンダーのLGBT、ハンセン病……いろんなマイノリティが声をあげられる時代になっているんだなと思ったりもします。
「障害者差別解消法」というものも今年の4月1日からスタートしたのですが、
特別支援学校に通い、親に守られている息子A(自閉症・高3)の日常は特に問題もないのですが、大人の障害者にはいろいろ厳しいこともあるのでしょう。でも、障害者の関係者以外でこの法律のことを知っている人はどれほどいるのかしら?
私は息子Aを見ていて時々思います。彼には彼の能力があって、その能力で普通の人の社会に適応していくのは大変だな~と。そしてこんな想像をするのです。
もし私が、テレパシーを持っていることが普通という人の中で暮らすことになったら?
念動力を普通に使える人たちの中で、生きていかなければいけないとしたら?
彼の日常は、そんな中で、自力で登校したり、買い物したりすることを覚えるため、三歩進んで二歩下がるような努力の毎日。みんなやさしくしてね。
というわけで、(どういうわけでしょう?)ズートピアです。
オフィシャルサイト
ズートピアは、肉食動物VS草食動物、大きい動物VS小さい動物、というような差別を乗り越えて、小さな草食動物のジュディ・ホップスが警察官になるという夢を果たすお話。差別解消がテーマでありながら、どんな現実の差別問題ともあまり結びつかず、うまい設定ですね。
そして、うさぎちゃんがかわいい!
この映画を字幕版と吹き替え版の両方観てしまいました。
というのは、まず字幕版のチケットを予約してあったのです。そしたら息子Aの同級生のママ友から、吹き替え版のお誘いが。「Aくんが一緒なら、僕も見るっていうから……❤」こんなかわいいお誘いを断れるわけがありません。
Bくんは知能が高く、物語を理解する能力があるので、もちろん吹き替え版でなければ楽しめません。(音と文字で満足する息子Aは字幕版も楽しい)
吹き替え版も、ラストのコンサートシーンは、日本版のDream Amiさんでなく、シャキーラの歌でした。シャキーラの歌が聞けてよかった!と私が言ったら、ママ友が、シャキーラって、ガゼルみたいな人?と聞くのです。
ズートピアの人気歌手、ガゼルがこちら。中央のきりんちゃん。じゃなくてガゼル。
シャキーラは……もっとワイルドな人、というイメージです。ガゼルよりも?
シャキーラを初めて知ったのはこの曲です。スペイン語でもアメリカで売れに売れました。ぜひ見てください!腹筋を使って胸をゆすりあげて踊る美女にびっくりです。
かわいいですね~。セクシーですね~。怖いですね~。
シャキーラ、コロンビア生まれのシンガーソングライター。1977年生まれ。上のビデオが10年位前です。
こちらが2014年。リアーナと共演。英語もじょうずになってきました。
セクシーな二人のおしりのぷりっぷりぶりに、感動を覚えます。
シャキーラの、「ズートピア」のビデオかわいいです。出ているのは一部ですが。
さて、ディズニーは、「アナと雪の女王」で成功した歌のヒットを、今回も期待していると思うのですが、シャキーラはイディナ・メンゼル+デミ・ロヴァートに対抗できるでしょうか?今回は、歌っているのが主人公ではないので、それほどドラマチックな歌というわけではないですね。
「アナ雪」の、「Let it go, Let it go,」 の歌詞を「ありのーままのー」と訳したのはとても秀逸で、何がいいって、「ありのまま」という言葉がわりといい言葉であることと、どちらも「おー」の音で終わって、英語と合っていることですね。
今回のサビは、「Try everything, try everything 」のところが、「やるのよー。なんどもー」になっているのは、言葉としても今一つです。
それでも、Dream Amiさんもかわいいです。