rocorinne bookworm

この映画観たよ。

ギルモア・ガールズ続編が、ヒラリー・クリントンの追い風になるのか

アメリカのTVドラマギルモア・ガールズは2000年から7年間続いた大人気番組で、

2008年のTV GUIDE誌の

「最も心温まるテレビシリーズ」で、2位の「大草原の小さな家」を押さえて

堂々の一位になったほどの人気シリーズでした。

www.tvguide.com 

 

 

その続編がNetflixで制作されると発表され、全米大興奮!(な、はず。特に心温まるドラマのファンは……。) 

rocorinne.hatenablog.com

 

 

シングルマザー、ローレライとその娘ローリーの話ですが、序盤、高校生のローリーの夢はハーバード大学へ入学すること。優等生なんです。

ローリーが、ハーバードに入るための小論文で、「ヒラリー・クリントン」について書いているエピソードがあったなーと思いだしました。

 

以下は、CBSNEWSの2015.6.15の記事ですが、ヒラリー・クリントンが2008年に大統領選に出馬したときにくらべて、今は、テレビの世界で力を持った女性が活躍する話が人気を集めていて追い風だ、Veep(女性副大統領のシットコム)、Madam Secretary (女性米国国務長官のドラマ)などがそうだ、というもの。

www.cbsnews.com

  

Years before either of those shows, Clinton was a reference point on "Gilmore Girls," a show about the life of single mother Lorelai Gilmore and her daughter, Rory, that aired for seven years on the WB and the CW networks. During the show's third season, Rory tells her boyfriend, Dean, that she plans to write her college application essay about Clinton.

この2作品よりずっと前に、ヒラリー・クリントンギルモア・ガールズで言及されていた。(中略)ローリーが、大学出願小論文に、ヒラリー・クリントンを題材にする、とボーイフレンドに話すところだ。

"She's so smart and tough and nobody thought she could win New York but she did and she's doing amazing, and have you heard her speak?" Rory says. When Dean responds that she's made him watch "thousands" of hours of footage of Clinton on C-SPAN, Rory gushes, "She's a great speaker, strong and persuasive with a wonderful presence, and even those suits of hers are getting better." (The Hillary essay plan is derailed when a college admissions officer sitting on a panel at Rory's high school says, "If I read one more over-adulating piece of prose about Hillary Clinton and her profound influence, my head will explode.").

ローリー「彼女(ヒラリー・クリントン)はとっても頭が良くてタフで、ニューヨーク上院議員選だって誰も彼女が勝つと思わなかったのに、勝ったし、立派に務めてる。それに彼女のスピーチを聞いたことある?(中略)彼女はスピーチがとっても上手、力強くて、説得力があって、堂々とした態度、それに、スーツまでましになってきたわ」

(しかしヒラリー小論文作戦は頓挫する。ローリーの高校で出願セミナーがあったとき、大学の出願受理担当者が、「もし、私がこれ以上1つでもヒラリー・クリントン礼賛の小論文を読まされたら、私の頭は爆発するわ」と言ったのだ。

  

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 高校生のローリー、かわい~い。

 

 

このエピソードを見た時、当時ヒラリー・クリントンさんは、女学生が憧れるような立派なロールモデルであったのだな、と思ったことでした。

 

 これが2002年のことです。2000年の大統領選では、2期の任期を満了したクリントン大統領の後、ジョージ・W・ブッシュと、クリントンの副大統領アル・ゴアの対決となり、共和党が勝利してブッシュが2期2001年~2009年大統領の座に居座ります。その期間中のエピソードです。

 

ギルモア・ガールズは、政治的な主張の強い番組ではないと思いますが、

名門家を家出してシングルマザーのローレライとローリー親子はブッシュ批判が多く、当然民主党支持でしょう。

 

ローレライの両親、古くからの名門で金持ちの両親は、当然共和党支持だったと思います。

 

 

この後、ネタバレバレですが、ローリーはハーバード大学とイェール大学に合格して、祖父の出身校、イェール大学へ進学します。そして、なんと大学新聞の編集長に。

 

ローリーはジャーナリストを目指していて、ニューヨーク・タイムズインターンが第一希望でした。他の有力紙(だったかな)の社員としての内定も受けていたのですが、それを断り、 ニューヨーク・タイムズにかけていたローリー。彼女の優秀な経歴などから、周囲も採用間違いなしと思っていたのに、ローリーは落ちてしまいました。卒業しても進路がなくなってしまったローリー。

 

この時のボーイフレンド、御曹子のローガンは、ローリーの卒業式にプロポーズして一緒にLAに行こうと言うのですが、結婚も西海岸への引っ越しもまだ決心できないローリーに、ローガンは別れを告げます。

 

進路もボーイフレンドもなくなってしまったローリーが、土壇場で得た仕事は、なんとオバマ大統領候補のキャンペーンに同行取材 する仕事でした。(多分ハフィントン・ポストみたいな)有名なオンラインマガジンからのオファーです。

 

www.youtube.com

ご覧くださればお分かりと思いますが、出演者全員弾丸のようにしゃべりまくるドラマです。

 

 キャンペーンのため、3日後にはアイオワ(初戦はアイオワ州!!)に出発して、仕事は2か月で終わるか2年続くかわからないわ、というローリーに、寂しいながらも応援するローレライと、ローリーの卒業パーティーをやる予定にしていた町中の人たち。

 

ギルモア・ガールズを語り始めると止まらないので、前置きが長くなりましたが、今回作られる続編は、彼らのその後を、歳月を経た現在にして描くことに決まっており、2007年に大学を卒業したローリーも、もう30代。立派なキャリアを築いていることでしょう。

 

ローリーが、ヒラリー・クリントンの元で働いてるっていう可能性もあり?と予想する人も。ヴァニティ・フェア誌(ファッション誌)ネタですが……。

www.vanityfair.com

 

私は、ローリーの小論文のことを思い出して、あの頃輝いていたヒラリーの旬な季節は終わってるのかなという感想を持っていたのですが、(だって、シーズン7ではヒラリーと争ったオバマ候補にくっついたわけだし)、それでもギルモア・ガールズの続編オンエアは、ヒラリー・クリントンに追い風になると思う人々は多いようです。

 

他に応援する人もいませんから、私もヒラリー・クリントンさんに応援の一言を!

ヒラリー・クリントンさんほど、聞き取りやすい英語の演説をする人はいませんよ~!

急にヒアリング上手になった気分になれます!