イギリスのグラミー賞、ブリット・アワード 2016
ありがとう、MTV Japan!
今年もブリット・アワード(BRIT AWARDS)を放送してくれて!\(^o^)/
ブリット・アワードというのは、イギリス最大の音楽賞で、「イギリスのグラミー賞」と言われています。
会場は、ロンドンのO2アリーナという所ですが、ゴールデン・グローブ賞みたいに、セレブリティがテーブルを囲み、会食しながら行われる披露宴形式のセレモニーで、舞台が客席の中央です。かっこいいですね~。受賞者は、中央の舞台に乗ると、「えーと、どっちに向かってしゃべればいいの?」とよく言ってました。
80以上部門のあるグラミー賞と違って、カテゴリーはとてもシンプルに作られています。
ブリティッシュ |
ソロ・アーティスト賞 |
男性 |
女性 |
||
グループ賞 |
||
ブレイクスルー・アクト(新人賞) |
||
プロデューサー賞 |
||
シングル賞 |
||
アルバム賞 |
||
アーティスト・ビデオ賞 |
||
批評家賞 |
||
グローバル・サクセス賞 |
||
インターナショナル |
ソロ・アーティスト賞 |
男性 |
女性 |
||
グループ賞 |
こんな感じ。常にブリティッシュ・インベイジョンを受けているグラミー賞から見ると、非常にブリティッシュ保護政策的で、英国以外の歌手が入る隙間は3部門しかありません。 笑
受賞結果は以下の通り。
英国 |
ソロ・アーティスト賞 |
男性 |
ジェームズ・ベイ |
女性 |
アデル |
||
グループ賞 |
コールド・プレイ |
||
ブレイクスルー・アクト(新人賞) |
キャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメン |
||
プロデューサー賞 |
チャーリー・アンドリュー |
||
シングル賞 |
アデルー Hello |
||
アルバム賞 |
アデルー25 |
||
アーティスト・ビデオ賞 |
ワン・ダイレクション |
||
批評家賞 |
ジャック・ギャラット |
||
グローバル・サクセス賞 |
アデル |
||
国外 |
ソロ・アーティスト賞 |
男性 |
|
女性 |
|||
グループ賞 |
テーム・インパラ |
グラミー賞から1週間遅れの2/25に行われたのですが、アデルの25がしっかり対象に入っているので、4部門獲得です。アデルはビデオ賞にもノミネートしていましたが、1Dに持っていかれました。
今年はこの他に、ブリット・アイコン・アワード(BRITs ICON AWARD)が、
デヴィッド・ボウイに贈られました。
ホストの二人は、Ant & Decという、音楽系のコメディアンらしい。去年もホストをしていました。
オープニングは、コールド・プレイでした。かっこいい!
ブリティッシュ女性ソロに、5年前に亡くなったエイミー・ワインハウスが入っていて、ちょっとぎょっとしたのですが、彼女の伝記映画「Amy」のサントラが2015年にリリースされたので、ノミネートされたそうです。
4部門受賞のアデルナイトだったのですが、アデルは一つ目の受賞あいさつで、渦中のケシャをサポートする、と宣言しました。ケシャは、音楽プロデューサーのドクター・ルークと係争中ですが、女性の擁護と権利問題として、波紋がどんどん広がっています。
グラミー賞をドクターストップで欠席したリアーナ、一週間後のブリット・アワードでは、新譜から2曲披露しました。
しかも、サプライズゲストのドレイクつき。さすが!
アデルがグローバル・サクセス賞を受賞した時には、国際宇宙ステーションからティム・ピーク宇宙飛行士がプレゼンターになる、という豪華さで……。
アデル号泣。
(前作21のあと出産したり、)間が開いてカムバックできるかと思っていたのに、みんなに受け入れてもらえてとてもうれしい……。トッテナム出身の私が、国際的な賞をもらうなんてね、と言っていました。
アデルはとても気さく、というかフランクな物言いをする人ですが、この日3度目の受賞だから、私の話は飽きてるでしょうけど、というときに、curse word を使ってしまい、('I bet you're all f***ing bored of me.')それも話題にされておりました。
インターナショナル部門で受賞の、ジャスティン・ビーバーくんは、イギリスのチャートで、1,2,3位を独占した時があったそうです。彼もカナダ出身。
グループの、テーム・インパラはあまりよく知らないけど、オーストラリア出身。
インターナショナル女性ソロで、ビョークって……。テイラー・スウィフトは無視かい?と思ってはいけません。めちゃ売れアルバムの1989は、昨年評価されて、テイラーは昨年インターナショナル女性ソロをもらっています。
デイヴィッド・ボウイの追悼は、ブリット・アイコン・アワードの授賞、という形で行われました。プレゼンターのアニー・レノックスが、彼をたたえます。
ボウイに代わってトロフィーを受け取ったのは、ボウイの親友、俳優のゲイリー・オールドマンでした。
彼がガンになったと知らせてきたとき、「いいこともあって、頬骨がもどってきたよ」と手紙にあったそうです。痩せちゃったんですね (T_T)
「最高の頬骨を持つ男……」
二人の感動的な追悼の言葉の後に、長年のボウイのバックバンドと、オーストラリアの若手歌手Lordeがパフォーマンスです。
ボウイはLordeのことを、future of music と言ったそうです。
バンドは本物なので、音楽が懐かしく、Lordeは緊張しているようではあったけど、素晴らしいステージでした。
いろんな人のパフォーマンスがありましたが、ウィークエンドは、グラミー賞、アカデミー賞に続いてここでもパフォーマンス。映画に使われた Earned It でなくて、The Hills です。実力派ではあるけど、得してるよなぁ。
ウィークエンド、インターナショナル男性ソロでノミネートしていました。カナダ出身です。
最後は、アルバム賞を取ったアデルのパフォーマンスで終わりました。
曲は When We Were Young です。