「白鯨との闘い」 白鯨と戦うクリス・ヘムズワースにクラクラしてしまいます。
7/15までのギンレイホールは、サバイバル2本立て。火星一人ぼっちの「オデッセイ」と「白鯨との闘い」です。
「白鯨との闘い」については、予備知識ゼロで行ったのです……。
( ゚Д゚)! 若き小説家のメルヴィルが出てくるじゃないですか。それで『白鯨』を書くために取材をしているという……。しまった……!『白鯨』の裏話、という映画らしい。
『白鯨』読んでないし、どんな内容かもほとんど知らないし……。知らないものの裏話を観るのって、知らない人の物真似を見るようなもの!?
映画 『白鯨との闘い』予告編【HD】2016年1月16日公開
オフィシャルサイト:映画『白鯨との闘い』オフィシャルサイト
はー……。原作は知らないけど、とってもおもしろかったです。
まだ新人作家のメルヴィルを演じるのは、ベン・ウィショーくん。
捕鯨船エセックス号の最後の生き残りという老人に、エセックス号で何が起きたのかを取材します。ここで大作をものにするために、有り金すべてを老人に渡して話を聞こうとするメルヴィル。少年時代にエセックス号に乗船し、難破にあったという老人は、しかし語りたがらない。生涯口をつぐんできたのでした。いったい何があったのか……。
これは、オーウェン・チェイスとジョージ・ポラードの二人の男の話だ……と、語りだす老人。
オーウェン・チェイスを演じる、主演のクリス・ヘムズワース。かっこいい!
かっこいい!!
当時、鯨油を取るためのクジラ漁はとても儲かっていたらしい。モリでクジラをしとめる海の男!次の航海では船長に、という約束だったのに、船主たちからはまた一等航海士を命じられる。船長は島の名家の御曹司ジョージ・ポラードだ。
この島、ナンタケット島。マサチューセッツ州沿岸にある島なんですね。
ナンタケット島のことを初めて知ったのは、ウェッジウッドのナンタケット柄のティーセットをもらった時です。
白一色で、バスケットの凹凸がついているとてもかわいいシリーズです。
このデザインの元になったバスケットが、ナンタケット島の伝統工芸品だと知りました。
このバスケット、超高級品です。既製品でも3万円位から、オーダーなら数十万円というもの。
ちょっと横道にそれすぎました。それに映画の中でかごの話は全然出てこなかったしT_T
今でも夏の保養地としてはハンプトンよりも格上!?というナンタケット島。
捕鯨で利益を上げる船主たちは、島の名家としてのプライドが高く、アメリカ本土から来た人を見下しているようです。チェイス(クリス・ヘムズワース)もよそ者、と言われながらも捕鯨の腕は超一流なので、ぼっちゃんな船長を戴いて漁に出ます。
実力のある一等航海士に負けまいと、変な意地を見せる船長のせいで、嵐に突っ込んで船はボロボロに。それでも漁を続け、チェイスの活躍でクジラをしとめますが、当時、クジラの乱獲が進んでいたため、その後はなかなか見つからない。そのとき、寄港した町でクジラの群れがいる場所のうわさを聞きます。そこには大量のクジラがいること。そして、その中に一匹の大きな白鯨がいて、その群れを追うと、船が白鯨に襲われること。船長とチェイスは、その群れを追う決心をします。
この後はネタバレの内容を含みますが、予想されるような展開ですね。
長い航海の末、エセックス号はクジラの群れを発見!色めき立つ船員たち。そこへ見たこともないような巨大な白鯨が……。
当時の漁は、母船から10人乗り位?なボートを下ろしてクジラに近づき、ロープのついたモリを突き立てて、弱ったところを引き上げるやり方です。そのボートが巨大クジラに襲われて転覆!チェイスは母船から白鯨をしとめようと、母船のマストにロープを結わいてモリを突き立てます。しかし、白鯨の大きさと強さは予測をはるかに超えていて、母船は二つに折られ、鯨油に火が付き燃え落ちてしまいます。
3隻のボートに分乗した船員たち。救助されるか陸地を見つけられるか、彼らの前に長い長い過酷な日々が待っているのでした。
そして何度も追いかけてくる悪魔のような白鯨。
少年水夫だった老人が語りたがらなかったのは、あれですね。3隻のボートの一つは行方不明に。船長の船とチェイスの船からは数人ずつの生還者が出ます。生き残った方法をどうしても語ることができなかったという。
船主たちは、エセックス号は座礁して難破したのだということにして、白鯨の存在を隠そうとします。業界全体を盛り下げたくない、というような配慮だったかしら。チェイスはそう証言することを拒んで去っていきます。
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(おまけ)
『白鯨』読もう!さら~っと!と思ったら、岩波文庫だと上中下の3巻。上巻だけで493ページだ!
(おまけの2)
クリス・ヘムズワース、かっこいい!トム・ヒドルストンなんかより全然かっこいい!
……と、ここで、トム・ヒドルストンを出したのは、「マイティ・ソー」で、二人が血のつながらない兄弟の役だったからですね~。
トム・ヒドルストン(左)とクリス・ヘムズワース(右)
なんで、テイラー・スウィフトは、カルヴィン・ハリスからトム・ヒドルストンに乗り換えちゃったでしょう?そして世間は、カルヴィン・ハリスもテイラーの曲のネタにされちゃうのかな?って思っています。
私小説を書くために心中を繰り返す小説家のようです。