後路好章さん、松本聰美さんの講演会。毎日小学生新聞はおもしろそう。
参加している地域の読書会で、講演会をしました。講師はお二人。
後路好章さん。
1940年生まれ。子どもの本の編集者として長年ご活躍。今はフリーの編集者として、子供の本を作り続けていらっしゃいます。ご自身でお書きになった素晴らしい絵本もあります。
松本聰美さん。
読書会で松本聰美さんの『声の出ないぼくとマリさんの一週間』を読んだのです。
(私が読書メーターに書いた時の感想です)
短いお話ながら、いろんな思いがぎゅっと詰まって印象深い。声が出なくなったぼくが、ママの出張中にマリさんに預けられる。派手な服装と化粧のマリさんにはうっすらとおひげが……。ぼくの心をほぐしていくマリさんの無理強いしない姿勢は、苦労が多かったろう彼女の人柄がにじむ。三鷹の川は自殺の名所。それを人喰い川と呼んで、緊張感もあり。子どもにトランスジェンダーについて考えるいい機会も与える本だ。
2015年12月17日
とても素敵な本でした。
お二人に許可を取らなかったもので、講演会でお聞きした内容は残念ながら控えさせていただきます。そこで「ブログを書いているので、載せていいですか?」って聞けるようでなければいけませんね(泣)。
(*‘ω‘ *)……そこでお聞きしたことではあるのですが、ちょっと、毎日小学生新聞のことを書いてしまいます。『声の出ないぼくとマリさんの一週間』は、毎日小学生新聞に連載されていたそうです。
このHPを見ていると、おもしろそうだなぁと思います。「マリさん」みたいな連載も読めるなんていいなぁ。
毎日新聞つながりなのですが、後路さんが編集なさった本を紹介してもらったので読みました。
毎日新聞の記者さんの本2冊です
(読メに載せた感想です)小学校高学年くらいの読者に向けて、新聞の役割や、どのように新聞が作られるかをやさしく教えてくれるものだが、大人でも勉強になります。「物の見方はさまざま」「情報選択の力」「主張のちがいを読み解く力」ときて、2014年7月1日「集団的自衛権の行使を認める」を伝える各紙の違いについて、問題の背景を憲法からていねいに説明し、毎日、朝日が反対の立場、読売、産経、日経が賛成の立場、参考に琉球新報も載せているところはお見事。さらにNIE(Newspaper in Education)の効果と方法も盛り込まれています。
著者は毎日新聞の記者で、本の出版時は毎日小学生新聞編集次長。
5月20日
(読メに載せた感想です) 先に読んだ木村洋子記者の本がとてもまじめな新聞を解説する物だったのに比べて、姉妹本の小国綾子記者の本は、彼女自身の新聞記者・ジャーナリストとしての半生を綴った物で、バイタリティーと才能の輝きが炸裂しているような生きざまが読める。
「迷ったら、やったことのない方を選ぼうよ」という鉄則。新人時代、警察取材もスポーツ取材も人並みにできなくて、と言いながらこの苦手な2分野から学んだことはとても大きいという。その後も迷ったり悩んだりしながら、結婚・子育て・夫の海外転勤に伴う離職、復職。
この記者の他の本も読んでみたい。
5月21日
お二人とも1960年代生まれ。新聞記者としてはベテランですね。
映画「スポットライト」を観てから、メディアとしての新聞について考えているのですが、紙媒体でなくても、例えば私が海外の俳優の噂話などを検索していても、出典がニューヨーク・タイムスや、ガーディアン紙なら、ちゃんとしたネタだな!と思ったりします。やはり新聞社の新聞記者が一番取材力があって、それを紙面にするかどうか、編集を経た新聞紙面は、一番信頼できる。そして、新聞はそれぞれ主張があって影響力を持つ。
木村葉子さんは、NIE (Newspaper in Education)について、講演なさることも多いようです。NIEって普及しているのかな?
とりとめのない記事になってしまいましたが、毎日新聞女性記者の本を二つ読んで、新聞記者って大変だな!と思ったのでした。がんばれ、ローリー!