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3月に読んだ本のまとめ

映画「リメンバー・ミー」で、渡辺直美さんがフリーダ・カーロの吹き替えをすると聞いて、フリーダ・カーロについての本を何冊か読みました。

メキシコでは20世紀を代表する女性画家として、今でも大人気な人であること、ユニブロウ(一本眉)の美女で、美しい自画像と写真を残したことなど、フリーダ・カーロについて知ることができたのがよかったです。それにしてもあまり本を読んでない月でした。

 

3月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:858
ナイス数:811

 

 

フリーダ・カーロ―リトル・ピープル、ビッグ・ドリーム (RIKUYOSHA Children & YA Books)

フリーダ・カーロ―リトル・ピープル、ビッグ・ドリーム (RIKUYOSHA Children & YA Books)

  • 作者: イザベル・サンチェスヴェガラ,アンジー・ファン,Isabel S´anchez Vegara,Eng Gee Fan,おびただす
  • 出版社/メーカー: 六耀社
  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: 大型本
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 ディズニー映画「リメンバー・ミー」に、フリーダ・カーロが出てくるらしい。(そして渡辺直美が吹き替えをするらしい)。あの世が舞台の映画なので、夭折した画家が出てくるわけですね。彼女に興味を持ち、本を数冊借りてきてこの絵本から読むと、あれ?とてもかわいい挿絵なのはいいとしてもフリーダのお行儀のいい生涯が語られている。こんなもんじゃないはず!もっと情熱を感じたい!
読了日:03月05日 著者:イザベル・サンチェス ヴェガラ

 

 

フリーダ・カーロ―痛みの絵筆

フリーダ・カーロ―痛みの絵筆

  • 作者: マルタザモーラ,マリリンソード・スミス,北代美和子
  • 出版社/メーカー: リブロポート
  • 発売日: 1991/10
  • メディア: 大型本
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 フリーダ・カーロの生涯と作品を知りたくて読む。ユニブロウ(一本眉)に強い視線を持つ美貌の自画像を多く残した。若くして交通事故で不自由な身体になる。生涯にわたって繰り返される手術と痛み。壁画家の巨匠で年長の夫ディエゴ・リベラと共に画家・社会活動家として有名になっていく。パリの画壇でピカソらとも交流。浮気性の夫に対抗して、イサム・ノグチや亡命中のトロツキーとも交際したらしい。民族衣装で着飾り、有名写真家のモデルになっているので、美しい写真も多い。メキシコの近代を代表する女性画家として今も人気なのがよくわかる。

こんな本を読んでいると、自分のラテンアメリカに関する知識のなさにがっくりしてしまいます。アカデミー賞長編アニメ部門を受賞して、プレゼンターのオスカー・アイザックが「ビバ!ラテンアメリカ!」と叫んだ「リメンバー・ミー」に死者の国のフリーダ・カーロが出てくるというので、予習中です。
読了日:03月16日 著者:マルタ ザモーラ

 

 

フリーダ・カーロ:痛みこそ、わが真実 (「知の再発見」双書)

フリーダ・カーロ:痛みこそ、わが真実 (「知の再発見」双書)

 

 フリーダ・カーロに魅せられて3冊目。絵も写真もたくさん載っていて、彼女が夫や愛人たちに送った手紙や日記が載っているのもよいです。
読了日:03月16日 著者:クリスティーナ ビュリュス

 

 

影裏 第157回芥川賞受賞

影裏 第157回芥川賞受賞

 

 変な言い方ですが、読むのに失敗してしまいました。まず、作者を名前から女性だと思い込んでいたんです。前半、釣りに縁のない私にはいい感じの文章ながら退屈で、女性の作家とは思えない……なんて思いながら読んでいました。「和哉」の出現で恐慌に陥りました。まず、主人公は女性だったのか?と読み直し、いや男だし、じゃあゲイなの?と思うと和哉が花嫁のイメージで表れて、和哉を女の名前で使うのあり?とか頭がウロウロしてしまいました。半端に男と付き合った経験のある男、とやっと主人公像が定まり日浅が転職したり震災にあったり……。日浅のお父さんが、日浅を探さない理由は非情なようで切なく感じたのですが、主人公の日浅に対する思いが語られてなくて、主人公が感じていたはずの日浅の魅力が読み取れない感じで終わってしまいました。【第157回(2017年上半期)芥川賞受賞作】選者の村上さん「推さなかったのは、「作者が伝えようとしたこと」を「発見」できなかったという理由だけで、それ以外にはない。」は、私の感じと似ているのかなぁ。
読了日:03月17日 著者:沼田 真佑

 

 

影裏 第157回芥川賞受賞

影裏 第157回芥川賞受賞

 

 読んだばかりですが、あまりに読み取れなかった感がひどくて再読です。時系列も把握できてなかったことに気づき、メモを取って確認。主人公の日浅に対する想いを、今回は最初からひしひしと感じました。順調に日々を送っているようで、日浅を求める主人公の深い孤独を覗いたように思います。日浅の父が最後に饒舌に息子を語りますが、これで日浅が謎の男になってしまい、続編があるのか?と思わせられますね。時系列はここまでわかりにくくする必要があるのか?と疑問で、例えば水楢の日と鮠大漁の日は同じ日なのですが、同じ日かどうかを判定するのにさえ、生出川を見つけたのは日浅の退職後だから……と頭を悩ませたりした次第です。たった3,4年間のことなのに。難読漢字も多く「うぐい」とルビの振ってあるのは鮠(ハヤ)でした(同じ種類の魚らしいですが)。私が読めなかったのは「蹲る」「旋毛」です。「日浅の旋毛と股の大鮠とをわたしは黙って見おろしていた」という文に、旋毛ってどこの毛???と調べたり(笑)。短い本なので飽きずに再読でき、一度目よりはおもしろかったです。

「旋毛」は「つむじ」です。どこの毛って、髪の毛ですよ……。

 

この本は読書会の課題本だったのですが、不評が多く「きちんと読み直したら、前より良かったよ」と言っても、「もう一度読む気になれない」とやり返される始末。難読漢字が多くて、さっと読んだだけでは意味の取りにくい文章は、直木賞の選者の皆さんには割と好評だったと思うのですが、文章も気に入らないという人が多かったです( ;∀;)
読了日:03月19日 著者:沼田 真佑

 

 

オランダ サシャの笑顔はチューリップ (世界のともだち)

オランダ サシャの笑顔はチューリップ (世界のともだち)

 

 サシャ9歳、ブルーナの出身地ユトレヒトの郊外ザイストに住む。両親、兄姉との5人家族だ。明るくてきれいな家、自転車で通う小学校、31人のクラスに担任の先生が男女二人。グランドホッケーが大好き。とっても豊かで幸せそうだ。桜で賑わう上野公園の奥、国際子ども図書館で、「オランダの金の筆と銀の筆」の展示を観てきました。昨年読んだアーニーGシュミットは、「女王よりも本当の女王」と慕われているそうです。
読了日:03月25日 著者:浅田 政志

 

 

 

夜空はいつでも最高密度の青色だ

夜空はいつでも最高密度の青色だ

 

 映画を観たので詩集も読みたくなりました。「都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ」映像と共に朗読される詩はとてもよかったです。「塗った爪の色を、きみの体の内側に探したってみつかりやしない。/夜空はいつでも最高密度の青色だ。/きみがかわいそうだと思っているきみ自身を、誰も愛さない間、/きみはきっと世界を嫌いでいい。/そしてだからこそ、この星に、恋愛なんてものはない。」(青色の詩)……詩集は、死、愛、都会、かわいい……とても若くてナイーブ(って片付けられたくないだろうけど)。

同名の映画は、都会で渋谷で孤独な日雇いの青年と、看護師の女の子が出会い、惹かれながらもなかなか親密にはなれない、用心深い二人の話だ。キネ旬の昨年の日本映画と新人女優賞でナンバーワンになった。
読了日:03月25日 著者:最果 タヒ

 

 

 読みたい本と、観たい映画が増えて、観た映画は再び観たくなる危険な本でした。とりあえず、ウェス・アンダーソン監督作品は、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」から見直しです!
読了日:03月30日 著者:町山 智浩

フリーダ・カーロのおまけ)

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