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rocorinne bookworm

INPUTして、OUTPUT。

エンダーのゲーム 原作と映画の感想

 映画「エンダーのゲーム」予告を見て、ハリソン・フォードおじいちゃんカッコいい♪と思い、原作を読んで予習していました。

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エンダーのゲーム〔新訳版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)
 

 

エンダーのゲーム〔新訳版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)
 

原作は1985年からスタートして、まだ執筆が続いている一大長編SF大作だ。映画は、第1巻の『エンダーのゲーム』上下の部分を描いている。オースン・スコット・カードはこの本で ネビュラ賞ヒューゴー賞を受賞した。

過去に地球外生物から攻撃を受け、危うく人類が滅亡の危機に陥ったことから、その敵を倒すために優秀な子供を集めて、有能な戦闘司令官にすべく訓練している時代。恐ろしいことに少年兵士ならぬ、少年司令官だ。子供の訓練にリアルなTVゲームが使われるところや、子供が大人のふりをして、ネット上でカリスマ的指導者になるところなど、1985年に書かれたとは思えないくらい、ありうる感じのする設定だ。(ワルシャワ条約機構とか出てきますが…。笑)主人公エンダーが6歳から11歳までの話だが、ずっと訓練を続けてるのかと思ったら、ラストにどんでん返しが!でも、11歳で地球の救世主になった彼には、異種を根絶させてしまった悲しみと、地上で政治に巻き込まれる可能性から、地球は帰れない宿命が残された・・・というのがおよその原作小説の内容だ。

おもしろかったー!!続けて、続編『死者の代弁者』上下とスピンオフの『エンダーズ・シャドウ』上下も読みました。

ガンダムエヴァもあまり知らないのですが、少年司令官、という発想はみなエンダーから影響を受けているのだそうですね。

 

 

本を読み終わる前にロードショーが終わってしまい…ξ(´д`)今日、WOWOWでやっと映画を観ることが出来た!

 


映画『エンダーのゲーム』予告編 - YouTube

ハリソン・フォード演じる大佐は、ストレスから太ったり痩せたりする設定だが、もちろんそんなことはなく。笑

天才少年エンダーは、訓練に参加するのが6才でどこに行ってもぎょっとするほど誰より年下で、最後の戦いが11歳という設定だったけど、映画のエンダーは「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド。最初からもう声変わりしてるくらいの年ごろだ。6才って幼すぎるようだが、小説では、彼の苦悩が細かに描かれているので、幼い天才少年の存在もリアルに感じられる。(海辺のカフカで、こんな中学生いないよねー、と思った時より・・・。)

 

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孤独な司令官エンダーを演じる、エイサ・バターフィールド

 

そしてこの映画は、これはどうなんだろう。原作を読んでなくてこの映画だけでどんな話か理解できるのだろうか?と思ってしまう。映画サイトのレビューを見ても、みんな「難しい」マークつけてるし。なんで、姉のヴァレンタインにこんなに執着してるのかって思う人もいるようだが、原作は6才~ですから。

 

映画のエンダーも共感できていいのだが、この人の苦悩はこれで伝わるのかな、ただのテレビゲーム的SF戦争ムービーみたいに受け取られるだけかな、と心配になっちゃうな。

エンダーの続編『死者の代弁者』は、エンダーが36歳で始まるし、こちらの方は派手さもなく難しい話なので、最初の映画の興行がいまいちだったらしい今や、映画の続編は期待できなさそうだ。でも、スピンオフのビーンを主人公にした「エンダーズ・シャドウ」の方は、エンダーのゲームと同じ場面をビーンのサイドから見ていて面白いので、こちらが映画化されたらいいのになーと思います。

二つ見れば、かなり世界観も分かるはず!

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左がエンダー、右がビーン。

 

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ビーン役のアラミス・ナイトくん、かわいいなあ。

 

スピンオフの主役、ビーンは原作ではエンダーの同期じゃなくて、1期か2期後輩なんだけど、ビーンが4歳から7歳までの話になっている。でも、ビーンは特別ですから・・・。