rocorinne bookworm

INPUTして、OUTPUT。

1月に読んだ本まとめ

今月は忙しくて、始めたばかりのこのブログも、読書もあまり進まなかったです

(・ε・。)

今年度は3月まで、ニューベリー賞作品を多く読むのを目標にしているのですが、それにしてもYAばかりたくさん読んだ月でした。

月に1冊は洋書を読もう、という目標も2015年に入ってからたてました。

あまり難しいものは読めませんが、それも何とか達成できました。

 

2015年1月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2553ページ
ナイス数:626ナイス

 

今月のいちおしは、リンダ・スー・パークから、『木槿の咲く庭』です。 


木槿の咲く庭木槿の咲く庭感想
スンヒィ(妹)とテヨル(兄)の一家は、自分たちの朝鮮の名前を捨てて、日本語の名前を付けるように言い渡される。次は朝鮮の国花、槿(むくげ)の木を焼き払い、桜を植えるように命令される。1940~1945年の5年間を二人の兄妹の視点から描く秀作だ。厳しい環境にあっても、勇気を持ち続けるテヨル、賢く情感豊かなスンヒィの二人に共感を覚える。日本の若い世代に読んでもらいたい本だとしみじみ思う。作者は韓国系アメリカ人2世で、自分の両親の子供時代の話を参考にしているという。
読了日:1月11日 著者:リンダ・スー・パーク

 

エドウィン・マルハウス―あるアメリカ作家の生と死エドウィン・マルハウス―あるアメリカ作家の生と死感想
エドウィン・マルハウスという11歳で夭折した天才小説家の伝記を、6か月年上のジェフリーが伝記作家となって書いたものという体裁だ。11歳の生涯を、幼年期・壮年期・晩年期に分けているところが微笑ましい。生まれてすぐから11歳までのエドウィンの全てが、記憶のいい観察者ジェフリーによって描かれ、冷静かつ微に入り細を穿つ描写が延々と続く。1943年コネチカット州生まれの二人。結末に動揺して、うまく感想が書けない(´・_・`)
読了日:1月5日 著者:スティーヴンミルハウザー


シャイローがきた夏シャイローがきた夏感想
Shilohはアメリカでは人気の本で三部作になっており、映画も3本作られていることは知っていたが、これが全くの初読み。主人公の少年11歳が散歩に22口径のライフルを持って出るとか、村全体貧しくて仕事がないとか、ジェニファー・ローレンスの「ウィンターズ・ボーン」を観たときに、こんなアメリカもあるんだ…と思ったような地域の話なのかな。飼い主に虐待されているビーグル犬が少年になついて、少年はこの犬を自分のものにするために格闘する。正直でいることや正しい行いについて、少年は迷いながらも自分で判断を下していく。
読了日:1月6日 著者:フィリス・レイノルズ・ネイラー


モギ―ちいさな焼きもの師モギ―ちいさな焼きもの師感想
【2002 Newbery Medal Winner】12世紀後半、韓国西海岸の小さな村。モギという孤児の少年は、育ての親のトゥルミじいさんと橋の下で暮らしていた。ミンという村の名焼きもの師の仕事をこっそりのぞくのを楽しみにしていたモギは、ひょんなことからミンの仕事の手伝いをすることになる。薪割りや粘土掘りなどのきつい仕事をしながら、モギは焼きものの魅力に開眼していく。思ったような展開のお話でありながら、途中から涙が止まらず、深く感動しました。
読了日:1月7日 著者:リンダ・スーパーク


魔法の泉への道魔法の泉への道感想
リンダ・スー・パーク、3冊目。韓国系アメリカ人2世の彼女の本の、今度の舞台は南スーダンだ。2008年ナーヤ11歳。彼女は毎日何時間もかけて家と池の往復をして水を運んでいる。1985年サルヴァ11歳。学校の授業中に銃撃音を聞いてから、彼は家族と別れて難民となる。2人の人生が交錯するとき、きれいに澄んだ水が湧き出てくるのであった。南スーダンが独立したのはこの本が書かれたのより後、2011年のことだ。南スーダンは2014年FFPの調査で、世界で最も脆弱な国家ランキングの首位に選ばれている。支援はまだまだ必要だ。
読了日:1月12日 著者:リンダ・スーパーク


シカゴよりとんでもない町シカゴよりとんでもない町感想
シカゴより~シリーズ3作目。前作より20年後の設定で、90歳近いダウデルおばあさんはまだまだ健在です。今回はダウデル夫人の隣の家に越してきた牧師の一家の話で、反抗期の長女14歳、おとなしい長男11歳、好奇心いっぱいの末娘6歳の3人の子どもたちの中でも、真ん中のボブの視点から描いているところが秀逸だ。1958年、シカゴ近郊の小さな町は不況と戦争を乗り越えて、豊かさを取り戻しているようだ。
読了日:1月14日 著者:リチャード・ペック


ガラスの家族 (現代の翻訳文学(25))ガラスの家族 (現代の翻訳文学(25))感想
【1979 Newbery Honor Book】「テラビシア」の作者。小さいころから里親を転々としてきた問題児のギリーは、今度の家族や学校にも馴染むつもりはない。彼女のただ一つの望みは、カリフォルニアに住む母親と一緒に暮らすことだ。頭もよく度胸もあって奸智にたけた11歳の少女が身に付けてきた鎧は、柔らかく溶かされ、無残に取り上げられる。でも彼女が無事に成長することを信じられるラストだ。ギリーはガラドリエルの愛称だ。それが指輪物語からきている名であることも、本人は知らなかった(落涙)
読了日:1月16日 著者:キャサリン=パターソン


日本児童文学 2011年 10月号 [雑誌]日本児童文学 2011年 10月号 [雑誌]感想
特集:翻訳の舞台裏を読みました。さくまゆみこさんの論文で、「翻訳というのは、ある文化圏の習俗や暮らしを別の文化圏に紹介するという側面(A)を持つ。その一方で、とくに子供の本の場合、まだ他の文化についてあまり知識のない読者にわかるように伝えなければならないという側面(B)もある。そしてAとBを両立させるのは不可能な場合も多い」とある。とてもわかりやすく納得できるお話でした。
読了日:1月17日 著者:


恋歌恋歌感想
読書会のために再読しました。登場する人物たちの最期を知っていて読むと、また新たな感慨が…。とてもよくできた、しかも読みやすい本であると思います。登世と以徳が盛り上がるシーンがもっとあってもよかったのに、という意見の人もいました(#^.^#)そうですね、非常に慎み深い感じではあります。
読了日:1月25日 著者:朝井まかて


サーティーナイン・クルーズ 1 骨の迷宮サーティーナイン・クルーズ 1 骨の迷宮感想
子どもたちが主人公のミステリーアドヴェンチャーだ。いろんな作家のコラボになっており、第1巻の本書は、「パーシー・ジャクソン」のリック・ライオダン。アメリカでは スカラスティック社が、日本ではメディアファクトリーがHPを開設して、読者を盛り上げているらしい。日本版では18巻が出て継続中だ。リンダ・スー・パークが2回書いているので、のぞいてみたけど、読み続けるかどうかはちょっと微妙かなー。
読了日:1月26日 著者:リック・ライオダン


フレディ―世界でいちばんかしこいハムスター (旺文社創作児童文学)フレディ―世界でいちばんかしこいハムスター (旺文社創作児童文学)感想
海外作品読書会コミュでお勧めされていた本です。ドイツの作家が、シリーズでこんなに翻訳されてるのは珍しい気がします。これも、ハムスターのフレディの魅力ですね!とても面白かったです。ハムスターを飼いたくなりました。
読了日:1月27日 著者:ディートロフライヒェ


Rowan of Rin #1: Rowan of Rin (Rowan of Rin, 1)Rowan of Rin #1: Rowan of Rin (Rowan of Rin, 1)感想
和訳は「ローワンと魔法の地図」。リンの村が危機に陥った時、屈強な大人6人が探索に行くことになった。隊が出発するとき、少年ローワンは自分も一緒に行く運命であることを知る。小柄で臆病で内気な自分が。いきなり本題に入り、冒険の旅をして帰る単純な作りの話ながら、クライマックスはドキドキしながら読めた。主人公の少年に共感して読めて、少年の成長物語としてもよくできていると思う。
読了日:1月30日 著者:EmilyRodda

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