ニンフェットの告白……『愛人(ラマン)』 その1 ナボコフ編

マルグリット・デュラス『愛人(ラマン)』を読み、映画も観て「ほぉぉ~っ」ってなったのでそのことを書きますが、長くなりそうなので、 今回はウラジーミル・ナボコフの『ロリータ』について。 「ロリータ・コンプレックス」ということは、昔はあまり気にならなかった。 例えば中学生くらいの頃、ルイス・キャロルに夢中…