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rocorinne bookworm

INPUTして、OUTPUT。

1月に読んだ本のまとめ アフリカ文学の父チヌア・アチェベ『崩れゆく絆』

今月の1冊は、アフリカ文学の父、と言われるチヌア・アチェベの『崩れゆく絆』です。 チヌア・アチェベ。1930年ナイジェリア生まれ。イギリスで教育を受けたクリスチャンだ。 『崩れゆく絆』を発表したのが1958年で英語で書かれた。アフリカ文学の父、と呼…

12月に読んだ本のまとめ 『教団X』

ずいぶんご無沙汰してしまいました。12月に読んだ本のまとめです。 今月の1冊は、中村文則さんの『教団X』です。いろんなテーマがあって、圧倒されました。純文学の騎手、中村文則さんを読んだのは『銃』以来2冊目です。ほかの本も読んでみたい、楽しみで…

11月に読んだ本のまとめ 『少年は残酷な弓を射る』に圧倒されました。

今月は、忘れていたほど前に予約をしていた『鹿の王』が来たので、読書会の課題本や、読書メーターのイベント本を読むのに、スケジュールを立てて一生懸命読みました(;´・ω・) 先月より冊数は少ないですが、ページ数は全然多いはずです。 今月の一冊は、『少年…

10月に読んだ本のまとめ と反省。

毎月、先月読んだ本の中で1冊をピックアップしているのですが、今回の一番は、あまり読めなかった……という反省なのです。 読めなかった理由が3つ その1 米TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」にはまっていました。 www.star-ch.jp エミー賞(9/17)総な…

9月に読んだ本のまとめ 「ピーターラビット」シリーズがおもしろくなってきました。

(9月の^^;)今月の1冊は、「ピーターラビット」のシリーズにします。 下の写真は、ビアトリクス・ポターの描くリス比べ!笑 「カルアシ・チミーのおはなし」を出版した時のことです。 ポターの人気が海外にも広まり、北米の読者のために、北米に住むリス…

Bunkamura ピーターラビット展 ディーン・フジオカさんのお声で…(^^♪

読書メーターの「ビアトリクス・ポター生誕150周年記念読書会」イベントに参加しているので、2月ごろからピーターラビットのシリーズを少しずつ読んできました。 bookmeter.com 本当は、全部読み終わってから行きたかったのですが、ちょっと無理かも……と思い…

8月に読んだ本のまとめ 森見登美彦『新釈 走れメロス』と名作たち。

8月は、読書も、ブログもさぼってダラダラしていました。9月に入ったら、ブログ毎日更新!と思ったものの……。反省して、一番書きやすい先月読んだ本のまとめです。 今月の1冊は、これです! 新釈 走れメロス 他四篇 作者: 森見登美彦 出版社/メーカー: 祥伝…

大岡信詩集 「丘のうなじ」

以前、私のこの記事で、 rocorinne.hatenablog.com 朝日新聞のこの記事を引用していたのですが……。 朝日新聞 2015年6月19日付・文化面 「大岡信さんの詩、友情の選集」 その記事がデジタル版公開期間終了になってしまったので、どんな記事だったのか記憶を頼…

7月に読んだ本のまとめ 『白鯨』メルヴィルの饒舌との闘い

この映画を観たもので、なんとしても『白鯨』を読まなくては……と思ってしまいました。 rocorinne.hatenablog.com ついでに、毎月参加している読書メーターのイベント bookmeter.com ガーディアンの必読小説1000冊の中から、7月に読むのは War and Travel カ…

くどうなおこさんと、童話屋の田中和雄さんのお話。「のはらうた」と「折々のうた」

以前、教文館の講演会のことをブログの記事にしました。 rocorinne.hatenablog.com 文中、講演で使われた資料を掲載してもいいかどうか、童話屋さんにお尋ねしたところこころよくOKしてくださり、なんと童話屋さんのブログにリンクもしてくださいました。 do…

6月に読んだ本のまとめ 不思議の国と、鏡の国のアリス三昧

読書会の課題本が『鏡の国のアリス』だったため、6月に読んだ本14冊のうち、9冊が「不思議の国のアリス」とその関連本でした。初めて英語で読めたのが一番の収穫です。 私のアリス愛について、語ると長い長い……いろいろ出てきてしまいます。 読書会の通信に…

童話屋『折々のうた 春化秋冬』刊行記念講演会 谷川俊太郎さん、工藤直子さん。詩人たちのお話を聞きました。

長年、朝日新聞一面の一角を飾ってきた「折々のうた」。その編者、大岡信(おおおかまこと)さんと谷川俊太郎さんのこの記事を読んで、二人の長い友情に密かに涙しておりました。(朝日デジタルのリンクを張っていたのですが、記事が公開終了になってしまいま…

5月に読んだ本のまとめ 夏目漱石『草枕』ほか

今月は、振り返ってみるとなんだかとても充実した本が読めていたような気がします。 今月の一冊は、一番ていねいに読んだ、夏目漱石の『草枕』にします。 草枕 (新潮文庫) 作者: 夏目漱石 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/09 メディア: 文庫 購入: 4人…

後路好章さん、松本聰美さんの講演会。毎日小学生新聞はおもしろそう。

参加している地域の読書会で、講演会をしました。講師はお二人。 後路好章さん。 1940年生まれ。子どもの本の編集者として長年ご活躍。今はフリーの編集者として、子供の本を作り続けていらっしゃいます。ご自身でお書きになった素晴らしい絵本もあります。 …

神奈川近代文学館「夏目漱石展」と『草枕』 後編

読書会で、神奈川近代文学館まで行ってきました。 特別展「100年目に出会う 夏目漱石」を観に行ったのです。 「100年目に出会う」……百年はもう来ていたんですね。 百年、私の墓の傍に坐って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから。 (夢十夜、第一夜より…

神奈川近代文学館「夏目漱石展」と『草枕』 前編

読書会の遠足で、神奈川近代文学館の、特別展「100年目に出会う 夏目漱石」を観に行こう、ということになりまして、お天気のいい土曜日に行ってきました。 www.kanabun.or.jp 今頃のご紹介ですみません。5月22日(日)までです。ご興味のある方はお早めにど…

「暮しの手帖」と映画「アラバマ物語」

朝ドラのおかげで、ヒロインのモデル大橋鎭子さんを扱った本が、本屋さんの店頭で平積みに並び、 しずこさん 「暮しの手帖」を創った大橋鎭子 (暮しの手帖 別冊) 出版社/メーカー: 暮しの手帖社 発売日: 2016/03/25 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見…

エマ・ワトソンがかわいい 映画「バレエ・シューズ」

映画「バレエ・シューズ」の話なのですが、前書きが長くなり、すみません。 読書メーターで、 英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊を読破しよう! bookmeter.com というコミュニティがありまして、1000冊、という膨大な量、海外小説…

4月に読んだ本のまとめ

今月読んだ本はすべて映像化されたものばかりでした! 『ぼくのヒ・ミ・ツ日記』と、ウッドハウスがTVシリーズで、あとは映画です。 とはいえ、ライラの冒険シリーズの映画の続編は、ついに制作されませんでした。 でも最近、BBCがドラマ化を発表しました。…

読書会の本選び……。ライラ撃沈 u_u

今日は読書会でした。課題本は『黄金の羅針盤』上下。 私は進行役だったため、ライラの冒険シリーズを全6冊最後まで読もうと、2時までかかってしまいました。でも、『琥珀の望遠鏡』は、謎の核心に迫る部分も多かったのでメモを取りながら読んだため、かな…

映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」

読書会で、『黄金の羅針盤』の進行役をするもので、大急ぎで『ライラの冒険』シリーズ6冊を読んでいます。ただいま、5冊目3分の2まで来ました。でも、5,6冊目の『琥珀の望遠鏡』が一番長いのよね。 琥珀の望遠鏡〈上〉 ライラの冒険III (新潮文庫) 作者: フ…

読書会は楽しい(^^♪ 「ライラの冒険」シリーズを読んでいます。

私は「この本だいすきの会」の支部の読書会に参加していて、児童書の読書会に月1回、なんでも読む読書会に月1回参加しています。 読書会の楽しさは、自分では選ばないような本が読めること、同じ本でいろんな意見が聞けることですが、うちの会はなんといって…

3月に読んだ本のまとめ

今月は、地域の読書会が二つとも休みだったので、好きな本が読めたはずなのに、あまり読めませんでした。ピーターラビットの絵本4冊を入れて11冊とは……orz ブログを毎日更新と思って、うんちく女なため、つい長い記事になり、一つの記事を書くのに時間が…

加古里子とドクター・スース 絵で損していると思う大家たち。

児童文学翻訳の大家であるさくまゆみこさんのお話を聞く機会があって、その時に、「上橋菜穂子さんの「国際アンデルセン賞」は私も推薦させていただきました」と、おっしゃっていました。 ドナルド・キーン氏の特別番組を見ていた時に、川端康成のノーベル文…

上橋菜穂子『精霊の守り人』――日本の児童文学を、アメリカに出す苦労

『精霊の守り人』シリーズ原作者の上橋菜穂子さんは、2014年に国際アンデルセン賞を受賞しました。この賞が児童文学のノーベル賞と言われるのは、作品でなく、人に贈られる賞であるためだと思います。 まだお若い(1962年生まれ)上橋さんが、この賞を受賞し…

綾瀬はるかのバルサ 「精霊の守り人」

NHK放送90年、大河ファンタジーですよ!どうでしょう!? www.nhk.or.jp 原作を読んだのはかなり以前だったのですが、主役のバルサには、もっと大柄で年配の女傑をイメージしていました。 でも、原文を読み返してみるとそうでもありません。 バルサは今年三…

文庫本が出た『ノボさん』と、新聞連載『夢十夜』と、いろいろ

私の母が、『ノボさん』の文庫本・上下2巻を持ってきて、 「これおもしろいから読んでみない?」と言うのです。私はあんぐり開きそうになるあごをおさえながら、 「ありがとう、でもその本はもう読んだの。」と答えました。 『ノボさん』を読んだのは、2014…

『愛人(ラマン)』 ニンフェットの告白 その2

rocorinne.hatenablog.com こちらの続きです。 リムジンにはとても上品な男が乗っていて、私をじっと見つめている。白人ではない。ヨーロッパ流の服装、サイゴンの銀行家たちのような明るい色の絹袖のスーツを着ている。わたしをじっと見ている。わたしはも…

2月に読んだ本のまとめ

今月の1冊はこの本です。 光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島 作者: 朽木祥 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/10/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る しばらく余韻から抜け出せないような、素晴らしい本でした。色とりどりの灯籠が流…

『愛人(ラマン)』 ニンフェットの告白 その1

愛人(ラマン) (河出文庫) 作者: マルグリットデュラス,Marguerite Duras,清水徹 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 1992/02 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 55回 この商品を含むブログ (47件) を見る 『愛人(ラマン)』は、フランスの女流小説家、…

ニンフェットの告白 番外編 小説を元にした映画たち

いままでに紹介した3作品、みんな映像化されているのでご紹介! ウラジミール・ナボコフ『ロリータ』 映画化された「ロリータ」は2作品。 「ロリータ」1962年 スタンレー・キューブリック監督 映画は白黒ですね。このトレーラーみたいに能天気な映画なの?…

ニンフェットの告白……『愛人(ラマン)』 その3 ジュースキント編

こちらの続きです。 rocorinne.hatenablog.com 谷崎潤一郎のデビュー作『刺青(しせい)』で、刺青師(ほりものし)清吉は、足(feet)を見ただけで、その少女が美貌の持ち主で、自分を足蹴(あしげ)にしてくれる女王様と見抜く。 でも、本当にそんな少女っ…

ニンフェットの告白……『愛人(ラマン)』 その2 谷崎潤一郎編

こちらの続きです。 rocorinne.hatenablog.com ロリータ・コンプレックスの語源となった『ロリータ』を書いたウラジーミル・ナボコフが作中の主人公ハンバート・ハンバートにこう言わせている。 「おじさん用の魅力的な少女って特別だからニンフェットって呼…

ニンフェットの告白……『愛人(ラマン)』 その1 ナボコフ編

マルグリット・デュラス『愛人(ラマン)』を読み、映画も観て「ほぉぉ~っ」ってなったのでそのことを書きますが、長くなりそうなので、 今回はウラジーミル・ナボコフの『ロリータ』について。 「ロリータ・コンプレックス」ということは、昔はあまり気に…

1月に読んだ本のまとめ 2016年

今月の1冊は、始めて読んだジュンパ・ラヒリに。 インド系アメリカ人、と簡単には言えないこの方。イギリス生まれ、アメリカ育ちで、アメリカで高い教育を受けている人。故郷のカルカッタはインド領だけど、1971年にパキスタンから独立したバングラデシュの…

ハリー・ポッター、完走してますか?

私はしていません。本、映画共にです。(どーーーーーん) 本は、刊行時アメリカにいたせいで英語で読み始め、帰国後もイギリス版やアメリカ版を取り交ぜながら、発売になると即買っていたのですが、6巻まで読んだところで力尽きてしまいました。全7巻だから…

児童文学作品が原作の映画たち その3 おまけの資料集

その他のお勧め www.tipsonlifeandlove.com 1. The Wizard of Oz (1939)Frank L. Baum’s books about Oz have been interpreted many, many ways since The Wonderful Wizard of Oz was first published in 1900, but the 1939 MGM musical remains the best…

国際アンデルセン賞 作家賞 受賞者の本を読む。

読書会の来年度のテーマを模索中で、国際アンデルセン賞受賞作家の本を読むというのも一つの案です。 国際アンデルセン賞は、国際児童図書評議会 (IBBY)が、「児童文学への永続的な寄与」に対する表彰として、隔年に授与するもので 作家賞と画家賞の2部門あ…

アカデミー賞・脚色賞の原作本を読んでみたい!

アカデミー賞・脚色賞は、原作がすでに世に出ているもの。 映画のために新しく書かれた脚本を使っているものが脚本賞の対象になります。 2016年アカデミー賞・脚色賞のノミネート作品 Best Writing, Screenplay Based on Material Previously Produced or Pu…

12月に読んだ本のまとめ

毎月今月の一冊を決めていますが、今月はジャンルの違う3冊をあげます。 すみからすみまでおもしろかった!! ヤング・アダルトU.S.A. (ポップカルチャーが描く「アメリカの思春期」) 作者: 山崎まどか,長谷川町蔵,川原瑞丸,多屋澄礼,藤田康平(Barber) 出版…

メガヒット映画の原作としても脚光を浴びるYA小説

すごい本と出会ってしまった。 ヤング・アダルトU.S.A. (ポップカルチャーが描く「アメリカの思春期」) 作者: 山崎まどか,長谷川町蔵,川原瑞丸,多屋澄礼,藤田康平(Barber) 出版社/メーカー: DU BOOKS 発売日: 2015/08/06 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

この本だいすきの会 2015年暮れの集会へ行ってきました。

暮れの集会は、年に一度、会員の作家、編集者、学校の先生たち、お母さんたちが集まって、講演会、交流会をしています。今年で34回目! こま先生、御年90歳!杖を使われるようになり、お出かけはちょっと大変になられているのですが、声は張りがあって、とて…

児童文学作品が原作の映画たち その2

お勧めの子供映画20選。子供の本を原作にしたもの。 Time Out誌 New York Kids版(2015年5月) www.timeout.com これはカウントダウン形式になっているのですが、ここでは1位からご紹介。 Harry Potter series (2001-2011) The Wizard of Oz (1939) Hugo …

11月に読んだ本のまとめ

ドナルド・キーン氏が、戦時下『細雪』を書き続けたことが谷崎の静かな抵抗だったと言うのを聞いて落涙しました。今月の一冊です。 細雪 (中公文庫) 作者: 谷崎潤一郎 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 1983/01/10 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック:…

10月に読んだ本のまとめ

10月は、再読の本と絵本を除くと少ししか読めませんでした。何をしていたかと言うと、漫画の「One Piece」を読んでいたんです。仲間ができて戦い、変な敵が出てきて戦い、の連続ですが、尾田栄一郎さん、絵が上手で素敵です。大人なのに買わないで図書館から…

9月に読んだ本のまとめ

今月は、荻原規子さんが読書会のテーマで何冊も読みましたが、今月の一冊に選んだのはこちら。 しろいろの街の、その骨の体温の 作者: 村田沙耶香 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2013/03/11 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る これは…

8月に読んだ本のまとめ

読書メーターは、スーパー優良SNSと思っているのですが、今年の6月にシンガポール在住の美しいYuriLさんが開設したコミュニティがとても盛り上がっています。 bookmeter.com 毎月、カテゴリーを決めて数冊の推薦本を出してくれるイベントも開催してくださる…

児童文学作品が原作の映画たち

映画化された児童書を読もうという試みがあり、ちょっとリサーチしております。 「おすすめ映画10作品ー昔から読まれてきた児童書が原作のもの」 英国映画協会(BFI) (2014年1月) 10 great films based on classic children’s books | BFI BFI (British Fi…

7月に読んだ本のまとめ

毎月、読んだ本の中から一番良かった本を一冊選んでいるのですが、この月は何を選んだのか忘れてしまいました……。 谷崎潤一郎かな? ジーヴスだったかな? やっぱり、これだった気がします。 ヒットラーのむすめ (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子…

6月に読んだ本のまとめ

6月は、ロバート・ウェストールが課題本だったので、集中して読みました。 おもしろかったー! 6月の一番はこの本です。 "機関銃要塞"の少年たち (児童図書館・文学の部屋) 作者: ロバート・ウェストール,越智道雄 出版社/メーカー: 評論社 発売日: 1980/1…